COMPANY

私の祖母は、4年間健診・人間ドックを受けておらず、発見されたときにはすでにスキルス胃がんのステージ4でした。
あんなに元気だったのに、ただ“検査を受けていなかった”という理由で病気の発見が遅れたことが、今でも悔やまれてなりません。
この出来事をきっかけに、私は予防医療の重要性を痛感しました。
医師として病院に勤務する中でも、自分の健康状態を把握できていないまま、運ばれてきたときにはもう手遅れ——そんな患者さんを何人も見てきました。
特に働き盛りの世代こそ、日々の忙しさの中で自分の体を後回しにしてしまい、気づいたときには病気が進行しているという現実があります。

患者さんの過去を振り返ると、生活習慣に問題がありながら検査も受けず、放置していたというケースが非常に多く見られます。
そして実際に、50代、60代という若さで命を落としてしまう方も少なくありません。
日本人の死因の約6割が生活習慣病に起因しているとも言われており、「日々どのような生活を送るか」が寿命を大きく左右することを、もっと多くの人に知っていただきたいと考えています。

また、日本では平均寿命と健康寿命の間に約10年の差があります。
この“10年のギャップ”とは、思うように動けず、自由に生きられない10年間を意味します。
「今は大丈夫」でも、その未来はすぐそこにあるかもしれません。
だからこそ、“今”の行動が、未来の健康を左右するのです。

こうした想いから、私は「医師が一人ひとりに寄り添う」予防医療サービスを立ち上げました。
検査による早期発見はもちろん、生活習慣を見直し整えることで、本質的な健康を支えることを目指しています。

私は、顧客一人ひとりに寄り添いながら、医師として確かな知識と経験をもとに、安心できるパートナーとして伴走していきたいと考えています。
そして、予防医療の大切さを広く発信し、「健康という未来資産」を、より多くの方に届けていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

室井宏介